糸魚川市(新潟) 烏帽子山(361m) 2019年6月15日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 11:36 車道終点(駐車箇所)−−11:40 送電線巡視路−−11:47 送電鉄塔−−12:01 展望広場分岐−−12:06 山頂への登山道分岐−−12:13 烏帽子山 12:16−−12:19 巡視路−−12:37 巡視路から離れる−−12:41 車道終点(駐車箇所)

場所新潟県糸魚川市
年月日2019年6月15日 日帰り
天候
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場車道終点に駐車余地あり
登山道の有無あり
籔の有無送電線巡視路から離れて以降は草藪あり。冬枯れの時期が適当
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
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コメントネット検索で登山道があることは分かったがどこにあるのか分からず、木浦集落から最も高いところまで上がれる林道終点へ。登山道は見当たらなかったが送電線が近くに見え、偶然にもそこまでの道もあり巡視路に合流すると烏帽子山の案内があってラッキー! 310m鞍部までは巡視路を歩き、そこから山頂までは草に覆われた登山道。山頂は樹林で展望皆無




林道終点。残念ながら登山口は無かった 水田奥の送電線を目指す(巡視路を期待)
藪漕ぎ覚悟だったが道あり 送電線向けてトラバース道が続く
巡視路に合流。烏帽子山の案内標識が登場 標高210m付近。送電鉄塔直下
標高220mで送電鉄塔 標高230m。「七曲がり」だが1回しか曲がっていない
標高300m付近から見た東の展望 330m峰南側でT字路に出る
展望広場方向へ 送電鉄塔で開けた場所へ。でも草の背が高い
西側の糸魚川市街地 山頂方向へ向かう
310m鞍部で巡視路は右を巻き、登山道は尾根へ 登山道は完全に草に覆われる。雨具着用
でも樹林の中は道は良好 標高340m付近
烏帽子山山頂 三角点に至る(と思われる)踏跡
330m峰南側のT字路 T字路の下り方向
熊の木登り跡
途中で佐渡島が見えた
標高170mで巡視路と分かれて往路の巻き道へ 水田まで戻った
林道終点到着


 糸魚川市東端、旧能町に烏帽子山がある。里山的低山で木浦集落の西側にあり、地形図では登山道は無いがネット検索では登山道があるとわかった。しかしその記録(というか木浦集落公民館の広報誌)ではどこに道があるのかが書かれておらず、木浦集落から登ることだけ分かった。地形図を見ると山の北東側に林道がありそこが最も標高が稼げる場所であるから、おそらく登山口はこの林道のどこかにあると推測した。

 外山の藪から解放されて一度国道8号線に降りて上越方面に移動、木浦川沿いで右折して木浦集落を目指す。あとはカーナビにお任せして細い路地を入っていくと目的の林道に乗る。山側斜面に登山道の案内標識や踏跡らしき筋が無いかよ〜く見ながら進んだが見当たらずに林道終点まで来てしまった。どうやら私の推測は外れだったようだ。しかしまだツキは残っていたようで、林道終点の先に広がる水田のその奥に送電線を発見。地形図を見ると確かに山頂北側で送電線が尾根を越えていて、それに間違いない。そして送電線の下には巡視路があるのが常で、あの下までたどり着ければ巡視路経由で山頂近くまで行けるはずだ。

 ただしここから送電線巡視路までの間に道があるとも思えず、また濡れた藪漕ぎになりそうだ。とりあえずカッパをアタックザックに詰めて出発。雨雲は薄くなって薄日も差すようになるが、気温が上がって汗が噴出す。虫も多く露出した肌にたっぷりと虫除けを吹きかけた。今度は傘ではなく片手に扇を持って歩き出す。

 とりあえず水田を横断して送電線に一番近い場所まで移動してみると、なんと奥に続く踏跡を発見。送電線に続くか不明だがそちらの方向へ水平に続いているので可能性がある。何のための道なのか不明だが、とにかく等高線に沿って巻道が続いている。多少草っぽいが草ぼうぼうというほどでもなく、人間が使っているのか動物が使っているのか不明だが、使われているだけは間違いない。

 やがて小尾根に出ると明瞭な道が登場し、「烏帽子山」の手製の案内標識が登場した。どうやら巡視路が登山道兼用であったようだ。よかったぁ。ということは正式登山口は巡視路入口なのだろう。この先はしばらく巡視路を上がって行けばいい。巡視路の整備状況は良好で体に触れる藪は皆無だ。頭上が開けて薄日が差し込む場所では暑い! 送電線直下は立木が伐採されているので日差しがあるのであった。

 標高220m肩で最初の送電鉄塔を通過、ここでちょっとだけ道が細くなったと思ったがすぐに元の太さに復帰。再び順調に高度を上げていく。途中に「七曲」の手製標識が立っていたが、曲がった回数はそれほど多くなかったような。

 やがて太い尾根に東から突き上げてT字路に出る。ここには手製の案内標識が立っていて、尾根を右に行く方向は「展望広場」、左が「山頂」だ。山頂に行く前に展望広場に立ち寄ってみることにする。地形図によると330m峰に送電鉄塔が立っているはずで、木が伐採されて展望がいいのだろう。僅かな距離で送電鉄塔に達するが、確かに立木は無いのだが既に背の高い夏草が盛大に茂って展望を邪魔している。真に展望を楽しむには冬枯れの時期がお勧めだ。

 さあ、山頂へ向かおう。僅かな距離で310m鞍部に達し、ここで巡視路は右に巻いて山頂は通っていない。おそらく391m峰の先に2本平行に走る送電線へと続いているのだろう。巻いてしまう巡視路ではなく草に覆われた尾根の方に注目すると、足元に「山頂」との手製看板が草に埋もれて立っていた。さすがに巡視路以外はグレードが落ちるようだ。暑いが虫に食いつかれないようカッパを着て草薮の尾根を登り始める。このままずっと藪漕ぎかと思ったら藪がひどいのは樹林が開けている最初だけで、樹林帯に入ると藪は消えて道は明瞭になった。やはりここは冬枯れシーズンの山だ。

 最初のピークは偽ピークで登山道は右から巻き、次の緩やかなピークが烏帽子山山頂であった。山頂標識は目立たない小さな標柱状のものだけ。樹林に覆われて展望は皆無。東には明瞭な踏跡が伸びているが、おそらく339.4m三角点に至るものだろう。主稜線である南側の尾根には微かな獣道程度の筋があるだけで、道は無いと表現していいだろう。登山道の標識からして山頂には同じ程度の山頂標識があるかと思ったが、なんだか拍子抜けだ。もう少し目立つ山頂標識があった方がいいだろう。

 帰りは往路を戻る。その途中、何か大型動物が巡視路付近にいて、ブーとか一声上げて逃げていったが、その正体は不明。鳴き声からしてカモシカでないのだけは確か。イノシシか熊ちゃんかなぁ。これらの判別は足跡なら容易だが、固い地面では素人では足跡の有無さえほとんど判別不可能だった。低山だが熊はいて不思議ではない、いや、当然のエリアなので熊避け鈴は着用したい。

 

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